食物アレルギーとは
人間の身体には、外からの侵入者を攻撃し、身体のダメージを抑えようと知る働き、つまり、免疫反応が備わっています。
アレルギーとは、その免疫反応が、
自分自身の身体を攻撃してしまう反応、つまり、自分の体にとって好ましくない反応を引き起こすときに用いられる言葉です。
とくに、食べ物によって引き起こされるアレルギーのことを食物アレルギーと言い、特定の食物を摂取することによって、アレルギー反応が皮膚・呼吸器・消化器ある
いは全身に生じます。
原因食物は多岐にわたりますが、 小学生では、卵、乳製品が約半数を占めます。
症状は、身体全体にじんましんができる程度の軽いものから、アナフィラキシーショックのような命にかかわる症状まであります。
すぐに症状が現れるもの
小学生の場合は、ほとんどはすぐに症状が現れます。
原因食物を食べて2時間以内にじんましんのような軽い症状が現れるものから、生命にかかわるアナフィラキシーショックまであります。
口腔アレルギー症候群
食後5分以内に、のどのかゆみ、口の中がヒリヒリする、腫れるなどの症状が現れます。ほとんどの場合は回復しますが、全身的な症状に進む場合もあります。
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
原因となる食物を摂取して2時間以内に、運動によってアナフィラキシーショックを起こすものです。原因物質と運動の両方が引き金となりますから、発症例は多くありません。